アトピーとは、皮膚病全般の総称だそうです。
現代病と呼ばれるこの病気の原因は、人間も動物も様々な今日です。


約3年前、モンブランは脂性の子が多いと言われるA.コッカースパニエルの中でも特に酷く、それに加えてフードアレルギーによるアトピーと言う事が分かりました。

何がなんでも避けなければならない食物はなく、アレルギーの疑いのある、疑陽性でしかありませんでしたが、痒みと皮膚炎がそれは酷かったです。

フードアレルギーの子は、消化器官である腸が弱いので、動植物性タンパク質を摂取すると、腸が分解出来ず、アレルゲンと見なして攻撃してしまい、結果皮膚に症状が出てしまいます。
そして、腸が弱いので、常に軟便、下痢です。

消化器官が弱いので、分泌も悪い様で、結果体臭、皮脂の過剰分泌等で、そもそも症状の酷い皮膚が益々酷くなると言う悪循環から抜け出せず、見ていても可哀相でいたたまれなくなる程でした。
寝ていても、突然飛び上がる様にして起きて掻く、散歩していても突然立ち止まって掻く、遊んでいても突然止めて掻く。
夜中に急に起きて掻くので、何度地震と思ってこちらが飛び起きた事か...(T_T)。

最新の研究では、体内では生産されず、食物から摂取するしかない、必須脂肪酸である、オメガ3やオメガ6がアトピー性皮膚と深く関係関係しているそうです。

イギリス、フランスやドイツではすでに、この必須脂肪酸の偏りが、アレルギーやアトピー性皮膚炎を引き起こすと研究結果が出ているそうです。必須脂肪酸の偏りとは、オメガ3であるアルファリノレン酸と、オメガ6であるアルファリノール酸のバランスが偏ると言う事で、アレルギーやアトピーの場合には、オメガ3のアルファリノレン酸が極端に少ないそうです。

人間も動物もそうですが、食生活から摂取される脂肪酸は、圧倒的にアルファリノール酸が多い為、意識してアルファリノレン酸を摂取しないといけないそうです。

人の場合は、ファーストフード、インスタント食品、菓子類等、最近の偏った私達の食生活には、黙っていても、どうしてもアルファリノール酸や糖分がとても多く含まれています。
同じく、今は豊富に出回っている犬の完全栄養食と呼ばれるフード類も、それだけ食べていれば充分と言われる程、栄養も脂肪分も豊富に含まれています。どうしても肉食に偏りがちなペットフードには、アルファリノール酸が過多です。
今時は、必須脂肪酸のバランスも考えられて入っている様ですが、その他の食事以外のおやつ類等から摂取される脂肪分等は果たして関係ないと言えるでしょうか...。

失礼...ちょっと掻きます...

しかも、調べ進む内に、市販のドッグフードの多くは、長期保存を可能にするためにかなりな保存料を使用していると知りました。
実際に、動物性タンパク質のチキン、牛肉、七面鳥、フィッシュ等の種類を問わず、保存がこの上なく難しい脂肪分を含む肉を室温で数時間を越えて保存することは不可能です。なので、既存の市販フードがどれほど多量の保存料を使用して肉の腐敗を防いでいるかは一目瞭然です。
1歩譲って、保存料を使用していなくても、かなりな加工をされていなければ、保存は不可能です。

野菜等ならまだしも、肉類等脂肪分を含む食物を保存出来る状態に出来る事自体が、考えてみれば不自然なのです。

最近では、保存料、着色料等の添加物が一切含まれていない、無添加・無着色、完全ナチュラルと言うフードが増えています。
使用している材料は、肉類に及ぶまでオーガニックにこだわり、生産する工場の衛生面、安全性を謳い、食べ終わるまでは冷蔵庫で保管する様飼い主に促す、と言う徹底しようですが、動物性タンパク質が含まれている以上は所詮は他のフードと同じなのではないでしょうか...。

新鮮で安全な食物を食べてこそ、人間も動物も本来の姿になれるのではないでしょうか...。

そうだったのか...